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昨日の磯田 [くらいところ]

「英雄たちの選択」のタイトルを、現代史が内容の場合あえて「昭和の選択」としているのは、たかだか100年程度過去の人物に「英雄」というレッテルを貼ることや、そもそも昭和史の権力者共に「英雄?はい?何それ?」的なろくな奴がいない(笑)、ということもあるのだろうが、今回は加えて特別な意味を持っているように思える。
今回はこの番組でよくある「暗喩」の様なコメントの数々が極めて冴え渡っているので、各発言をできるだけ性格に「引用」という形でご紹介することにする。

番組内容は、陸軍から抜擢されうっかり首相になってしまった東条英機が、うっかり開戦を選択してしまった(一応「交渉がまとまらなければ」というワンクッションがあったが、もちろんまとまる見込みのない交渉である)その是非についてである。
各出演者から厳しい意見が出る中で、例によって磯田の意見はとくに辛辣である。

庶民派宰相を自己演出して国民をまとめようと懸命だった

↑ これ、おわかりになるように、現代のどこだかの無能と全く一緒である。もちろん何のフォローにもなっていない。(笑)

それと、番組そのものの性質から言って実に当たり前のことなのであるが、

後でなら何でも言えるよという視聴者の方もいらっしゃるかもしれないけど、歴史や裁判所っていうのは、後で検証するのが仕事であるから、これはもう絶対やらなきゃいけない作業なんです、我々は。

とわざわざ磯田がコメントしていたのは、どうせこういう内容をやると、戦争やその他諸々の修羅場を体験していないくせにムダに年だけは取っているような中途半端な、イソジンでうがいしているような奴ら(はい?)が、あれこれあっちこっちでくだらない無知性な番組に対する文句を垂れ流す、その手の馬鹿者共に対する予防線なのであろう。

そして総括としてのコメント、

あいまいな前提に立って、国民全般の生死が多くかかるような決定はできない。前提のチェック、これがあらゆる大きな計画を行う上で重要。

これも現代直面している問題にやってる感だの自称「スピード感」だのの有言不実行などこだかの無能馬鹿に対する明確な批判でもある。

その後の、最近髪型を変えて一体何があった!?の杉浦さんのコメントも素敵。

何か、こう、日本人、人間が持っているその、すごい弱い、欠陥みたいなところをえぐられる感じがするんですよね。でも、それに、やっぱり向き合わないとこの先、将来何が起こるか分からないっていう時代に対応できなくなるし、歴史の失敗から学ばないといけないなっていうのを本当改めて、今回思いました。制作・著作 NHK(字幕を全部写すなよw)

NHKもやればできるじゃん的な?(笑)

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