降車ボタン [くだらないこと]
バスの降車ボタンを意地でも押さない人がいる。
同じバス停で他に数人降りることが予想され、自分が押さずとも他人の誰かが必ず押すはずだからである。
そこを自分が押すという、そのために労力を使うことが、いわゆる「矜持」が許さないレベルのことであるらしい。
そこを自分が押すという、そのために労力を使うことが、いわゆる「矜持」が許さないレベルのことであるらしい。
だがいつもそううまくはいくわけではない。そのバス停で下車するのがたまたま自分一人だけだった場合である。
誰もボタンを押さない。これはヤバい。
早く押さないと、そのまま通過して次のバス停、あるいはそのまた次、最悪誰も降りなければ終点まで乗せられてそこから歩かなければならなくなるのである。なのでバス停寸前でプライドも何もかもかなぐり捨てて、
誰もボタンを押さない。これはヤバい。
早く押さないと、そのまま通過して次のバス停、あるいはそのまた次、最悪誰も降りなければ終点まで乗せられてそこから歩かなければならなくなるのである。なのでバス停寸前でプライドも何もかもかなぐり捨てて、
「ピンポーン♪」
と鳴らすことになる。
だがそのタイミングが悪かったりすると、バスの運転手さんに急ブレーキをかけられ、
だがそのタイミングが悪かったりすると、バスの運転手さんに急ブレーキをかけられ、
「もっと早く押してくださぁ〜い!」
と怒られることになる。
ざまあ(笑)である。
ざまあ(笑)である。
だがもっと腹が立つのは、誰も押してくれないので、外面上余裕こきながら「フフン仕方ないな。小市民どもめ、この私が押してやろうか♪」と、いざボタンに手をかけようとするやいなや
「ピンポーン♪」
と押す奴である。実に腹立たしい。殺意がわく。降りてやりたくなくなるのだが、歩くのがいやなので仕方なく後ろからこっそりと降りることになる。気分が悪い。
そんなわけで、昨日はいつものバス停で2人しか降りなかったのだが、そのもう一人の方が早々とボタン押してくださった。勝ったなガハハ。実に爽快である。
いや、私の話ではないぞ。
途中から、、、いや最初から全部あんたの話だろうが!